ヒトエグサ(アオサ目 アオサ科 アオサ属)
Monostroma nitidum Wittrock
通常見られるのは配偶体で,体色は鮮やかな緑色。高さ10−20cmくらいで、ほぼ円形である。 基部付近から放射状に皺がより、縁は波うつ。体は膜状で柔らかい。 和名は配偶体の体が一層の細胞でできていることからついたらしい。 喜田・前川(1994)はヒトエグサとヒロハノヒトエグサは明確に区別できず、ヒトエグサは外海型で、 ヒロハノヒトエグサは内湾型であるとした。内湾型は大きくなり縁の波縮が少なく、穴があくことがある。食用となる。
潮間帯上部に生育する。
以前は倉橋でも採って食べ(売っ)ている人がいたが、最近では稀になっている。(他県では養殖をしているところもある)
本州太平洋岸中、南部、瀬戸内海、本州日本海岸南部、九州、南西諸島。