ウシノシタ科の魚はどれもよく似ているが、本種とクロウシノシタ及びコウライウシノシタは無眼側に有孔側線がなく、有眼側の側線が3本あるのが特徴で
クロウシノシタは口唇に総状のひげがあり本種と向来ウシノシタにはひげが無い。また、コウライウシノシタでは体中軸部側線と背側線または腹側線の間には
それぞれ約18〜19の横列鱗があるのにたいして、本種は約11〜13であるところに分けられる。
体長は約25cmとクロウシノシタ(35cm)、コウライウシノシタ(55cm)にくらべて小さい。
倉橋では本種を含めイヌノシタ属 の魚は全て区別されることなく「デンチョウ」と呼ばれている。
南日本。黄海〜南シナ海。水深20〜70mの砂泥底にすむ。
釣法及び漁獲方法 網
ウシノシタ科の魚はほとんど夏は刺し網、その他の季節は底引き網で獲られ、 場所にもよるが、倉橋ではイヌノシタ100に対して本種は2〜3匹しか獲れない。料理 旬⇒夏、秋 食味:★★★
白身で美味しいく、煮付け、フライ、ムニエル、に適しているが、 有眼側の皮が堅くに癖があるのでムニエルやフライにするときは皮を剥ぐぎとって料理するとよい。