メバル(クロメバル) (カサゴ目 フサカサゴ科 メバル 属)   倉橋での希少度:★★

Sebastes ventricosus Temminck and Schlegel,1843


 海藻の林の中で、水面を見上げるように群れをつくる。頭部の棘はあまり発達しないが、眼の下方に二本の大きな棘があり、下顎には鱗がある。体長30cm前後。 数年前にある研究者が、既存のメバルには3タイプ(A赤色型・胸鰭軟条15本。B黒色型・胸鰭軟条16本。C茶色型・胸鰭軟条17本。)あり、それぞれが別種に分けられた。 写真の種は胸鰭軟条が16本でB型のクロメバルとなる。
 岩手県・石川県〜九州の沿岸の岩礁域に棲む。他の2種に比べて定着性が低く、餌を求めてよく移動する。


釣法及び漁獲方法   網、釣り

 主に刺し網で獲れ、狙って釣ったり、タイ釣りの外道としても釣れる。他に底引き網等。
 エビ・カニ類、イカナゴやイワシ、白魚等の小魚

料理  旬⇒冬 食味:★★★★★

 から揚げ、煮付け、蒸し物、味噌汁。また、大きい新鮮なものは刺身にすると絶品。

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