ナガニシ( 新腹足目 アクキガイ超科 エゾバイ科 イトマキボラ亜科)   倉橋での希少度:★★★★

Fusinus perplexus (A. Adams, 1864)


 殻は丸く膨れ、螺肋が多数ある。殻口内白く、水管口はまっすぐで長い。蓋は厚い角質でこげ茶色。殻長13cm内外

 広島では『ヨナキ(貝)』と呼ばれて古くから親しまれている貝で、殻を割って赤い身を取り出し、生のままや茹でて食べてい。 この貝が近年減少して広島では高価なモノになっているが、関東では評価が低くあまり流通していないようだ。

 倉橋では、底引き網や刺し網などで獲れていて、夏には子供が泳いで採れるようなところにも多くいたが、今はほとんど採れなくなった。
北海道南部から九州、朝鮮半島の30m位までの浅い砂地や砂泥地に棲息。

類似しているコナガニシは水管口が少し曲がっているのが特徴で、画像の中に曲がっているのがあり、それらはもしかしたらコナガニシかもしれない。


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