テングニシ( 新腹足目 アクキガイ超科 エゾバイ科 テングニシ亜科)   倉橋での希少度:★★★

Hemifusus ternatanus (Gmelin, 1790)


殻は淡い乳白色の地に薄茶色の細かい横縞が多数入っているが、普通は表面 に黄褐色のビロード状の殻皮をかぶっているのでわかり難い。

初夏に産卵をしてその卵嚢は薄黄色でホームベースのような形をしていて、沈木や岩などにドミノのように並んで産み付けられている。 この卵嚢を一昔前までは「ウミホオズキ」として売られていた。

倉橋で『カスビ』と呼ばれていて、大型の貝類が少ない倉橋海域ではアカニシ次ぐ大きさの巻貝で、1980年代には比較的多く採れていたけれど、最近では稀にしか採れない希少種になってしまった。
千葉県以南の浅い砂地に棲息している


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