ツノマタナガニシ( 新腹足目 アクキガイ超科 エゾバイ科 イトマキボラ亜科) 倉橋での希少度:★★★★ ★の数が多くなるほど希少度大です。
Fusinus tuberosus f.nigrirostratus (Smith, 1879)
殻は細長く、殻表上の縦肋は肩で低い棘のようになる。蓋は厚い角質でこげ茶色。殻長6cm内外
広島では『ヨナキ(貝)』と呼ばれて古くから親しまれている貝で、殻を割って赤い身を取り出し、生のままや茹でて食べてい。 この貝が近年減少して広島では高価なモノになっているが、関東では評価が低くあまり流通していないようだ。
倉橋では、底引き網や刺し網などで獲れていて、夏には子供が泳いで採れるようなところにも多くいたが、今はほとんど採れなくなった。
本州中部から瀬戸内海の潮間帯下部から30m位までの砂礫地や砂泥地に棲息。
※類似しているコナガニシは水管口が少し曲がっているのが特徴で、画像の中に曲がっているのがあり、それらはもしかしたらコナガニシかもしれない。